ビジネス書との出会い

もうかれこれ、20年以上前のこと。私が新入社員のころの話。
それまでは、恥ずかしながら、読書という行為にあまり、重きを置かず。
有り余るほどの大学生の時間をもっぱら一応の勉強とサークル活動に充てていたという怠惰な生活をしていた私。

入社した会社の新入社員研修で会社の顧問といわれるお偉い方のお話で、絶対にこの本を読むようにと言われた書物にディエールカーネギー著の
「人を動かす」「道はひらける」があった。多分この講演を聞かなくてもDカーネギーの書籍を読むことになっていただろうとは思うが、とにかく入社1年目にこの2冊「人を動かす」「道はひらける」を読んだ。

この手の書籍をあまり読み慣れていなかった私なので、さしたるポイントもわからず、とりあえず2冊読破という感じで読み終えた。

「人を動かす」の中に、人の名前はまず覚えよ。という簡単明瞭な一文。
人に会えば、名前くらい覚えるよねという単純な理解をしていた私に、この一文の意味は後々理解するようになる。

当時、私は、比較的な大きな会社の経理部に所属。毎日、他部署から経理伝票を、私の部に持ってきていた。大抵は、部の若手女性社員。締め切りギリギリに持ってくる場合も多く。
申し訳なさそうに持ってくる女性社員も多かった。先輩社員は、そういう他部署の女性社員のことを、名前で呼ばず「○○部さん」と読んでいた。私も先輩の真似をして、同じような呼び方をしていた。
と、そうこうするうちに、自分が、その先輩の役割を担う時がやってきた。既に後輩社員も入社していた。

私は、他部署からくる女性社員を、胸につけている名札から、それまではあまりしらなかった社員に対しても、名前で呼ぶことにした。

今まで、部署名で呼ばれていたのに、急に知らない人から名前を呼ばれ、当初は「あれっ?」という怪訝な表情を浮かべていた他部署の女性社員だったが、私の問いかけ(勿論名前を読んだ後のと)に応じてくれる様になり。時にこちらが他部署からの伝票持参時間を少し早めてほしい等の注文をつけても、それに答えてくれるようになった。

これはおまけであるが、私が人事異動でその部署から異動になった時に、その他部署の女性陣から異動の祝いにネクタイをもらった。
聞けば、こういうことはいまだかつてなかったことらしい。

名前を呼ぶことはこんなにも効果があるんだと実感したものであった。

と、長々と書いたが、優れたビジネス書との出会いは、その後の生き方をも変えるかもしれない。

私は、「人を動かす」から色々学んだ。

人を動かすは今でも名著です

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