説得の心理技術/デイブラクハニ
ビジネスをしていく上で、あるいは生活する上でも、人と人の関係で「説得」するという要素が必ず出てくるだろう。ビジネスでは営業マン、広告部門に所属する人、メディアに関わる人等、家庭でも自分のパートナー、子供に対して、何らかの形で説得するという行為が含まれる。
本書「説得の心理技術」には、生きる上で必要とされる「説得」に関し、説得のエキスパートとして全米で活躍するデイブ・ラクハニが、どのようにして、「時間をかけずに人を説得するか」というテーマで、そのやり方の解説がたくさんある。今まであった説得術の書物とは一風変わった内容となっている。極めて実践的な内容である。
例えば、本書の221ページに
「プレゼンの達人が教えるラポールを築く自己紹介」というトピックがある。
ラポールとは、その場の人たちとの同調性を築くことであることは広く知られている。
では、効果的にラポールを築く方法とは何か?すごく簡単なことではあるが、意図してここで語らている方法をとっているかと言えば、そうではないだろう。
その場にいる一番影響力のある人をうまく利用するのである。
本書は、ひと通り読むのに、決して時間かからない。あっさりと読めてしまう。
だが、ひと通り読んで書架に置くことだけはやめたほうがいい。2回読んでほしい。その時には、より精読してほしい。内容の理解が初回の何倍も進む。
詳しくはここから、
説得の心理技術
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筆者紹介
デイブ・ラクハニ
全米屈指の説得エキスパートとして活躍。氏の経歴は一風変わっていて、7歳から母と弟とカルト教団で過ごした経験を持つ。ただし、そのカルト教団で学んだ対人スキル特に人を説得するスキルを独学で身につける。